2025年、秋田県や岩手県にお住まいの方、あるいは東北に実家がある方にとって、これほど「クマ」という言葉を身近に、そして恐ろしく感じた年はなかったのではないでしょうか。
カレンダーは12月24日を迎えました。本来ならホワイトクリスマスを心待ちにする季節ですが、今年はどこか心の隅に、あの恐ろしいニュースの残像が張り付いているような気がします。
岡さんメリークリスマス!……なんて言いたいところだけど、今年の東北は本当にクマ一色だったなぁ。冬になってようやく静かになった気がするよ。
なおみそうですね、岡さん。でも、クマが冬眠に入ったからといって、私たちの課題まで眠らせてはいけません。むしろ、彼らが眠っている今こそ、来春に向けた「対策の黄金時間」なんですよ。
結論から申し上げます。来シーズンの被害を防ぐために今できること、それは「管理不全な空き家を解消し、街の中に彼らの隠れ家を作らせないこと」です。
この記事の作者

こんにちは、パジャ丸(@pajamaru_blog)です。
市役所の資産税課で6年間、固定資産税の相続分野を担当しました。
固定資産税の特にも相続に関する情報は専門性が高く、発信者が限られている分野です。
このブログでは、役所での経験を活かし、相続や固定資産税について、読者の皆さんが必要な知識を得られるよう努めていきます。少しでもお役に立てれば幸いです。
相続、空き家問題や共有不動産でお困りのお友達などにも、ぜひ当ブログ「パジャ丸の相続ガイド」を教えてあげてくださいね。
YouTubeやNoteにも積極的に取り組んでいます。一般の方から士業・自治体職員の方まで好評を得ていますので、是非ご覧ください。

正確で信頼性の高い情報を提供するために、徹底的な準備を行っています。
たとえば、「固定資産税実務提要」を購入し、必要な情報を収集・精査しています。この書籍は46,200円と高額で、さらに加除式のため年間88,000円の更新費用がかかりますが、質の高い記事作成のために惜しみなく取り組んでいます。
また、役所に在籍していた頃は、各種セミナーにも意欲的に参加しました。あるセミナーでは研修会場に向かう道中、代々木駅で見かけた講師をつかまえて会場まで質問し、終了後も運営側が苦笑いするほど質問を重ねました。
私も当時を振り返ると、思わず苦笑いしてしまうのは大人になった証拠でしょうか。
なおみそうですか?あまり変わっていないかもしれませんね!
あっ、申し遅れました。市役所資産税課のなおみです。
よろしくお願いします。

えいきち母さん、もう泣くなよ。父さんが遺した空き家にクマが棲みつかないように対策を考えないと。
キクそうね・・・。
2025年の異常事態を振り返る!東北を襲ったクマの脅威
・2025年は秋田・岩手で過去最多級の人身被害が発生した
・市街地や学校、商業施設にまでクマが現れる異常事態
・冬眠期間の「今」こそが来シーズンに向けた対策の黄金時間
住宅街や駅前まで!日常が奪われた秋田と岩手
令和5年から令和6年にかけて、秋田県でのクマによる人身被害は全国でも突出した件数を記録しました(令和5年 環境省「クマ類による人身被害について」統計による)。これまでは「山へ入る人が気をつければいい」という認識でしたが、2025年はその前提が音を立てて崩れ去った年といえます。
秋田市内では通学路での目撃が日常茶飯事となり、子どもたちは鈴を鳴らしながら、大人の送り迎えで登校する姿が見られました。学校が臨時休校になるたびに、保護者の皆さんは「仕事はどうしよう」「家の中でも窓を開けられない」と、出口の見えない不安に包まれていたはずです。
岩手県でも事態は深刻でした。盛岡市の中心部、まさに市民の憩いの場である盛岡城跡公園でクマが目撃されたニュースは記憶に新しいところです。県庁や市役所がすぐ目の前にある、あの場所ですよ。中津川の河川敷をルートにして、クマがスルスルと街中へ深く入り込んでくる。それはもはや、特定の地域だけの問題ではなく、都市機能そのものを脅かす異常事態でした。
えいきち母さん、ニュース見た?盛岡のあんな街中にクマが出たんだって。
キクあらあら、おっかないわね。えいきちさん、夜道の散歩は控えないといけませんわ。
現場で対応にあたっている自治体職員や猟友会の方々には、県外から「クマを殺すな」という抗議の電話が殺到したといいます。しかし、現場の熱量は全く異なります。犬の散歩もできない、ゴミ出しも命がけ。そんな「異常な日常」を強いられている人々にとって、それはまさに死活問題なのです。
「クマダス」を見るのが日課になった冬
秋田では、クマの出没情報をリアルタイムで確認できる「クマダス」をチェックすることが、天気予報を見るのと同じくらい当たり前になりました。2025年は、ブナの実が記録的な凶作だったことも重なり、エサを求めたクマたちが「山を降りる」のではなく、「街に住み着く」ような動きを見せたのが特徴です。
本来なら12月に入れば雪と共に気配は消えるはずですが、今年はエサ不足で十分に栄養を蓄えられず、冬眠が遅れたり、冬眠しない「穴持たず」と呼ばれる個体への警戒も呼びかけられました(岩手県自然保護課「野生動物の出没状況」資料より)。
私たちは今、大きな分岐点に立っています。「冬眠したから一安心」で終わらせるのか、それとも「来年の春に同じ思いをしないために動く」のか。元公務員の視点から言わせていただければ、行政の対策には限界があります。私たち一人ひとりが、自分の所有する土地や建物を見直すことが、地域全体の安全網を築くことになるのです。
なぜあなたの実家が狙われる?「隠れ家」としての空き家リスク
・手入れされていない庭の果樹(柿・栗)はクマにとっての「レストラン」
・人の気配がない空き家や藪は、クマにとって最高の「休憩所」
・「誰も住んでいないから被害はない」という考えが一番危ない
管理不全な家はクマを呼び寄せる
なぜ、クマはわざわざ人間が多い街中に留まろうとするのでしょうか。その答えは、彼らにとって「都合の良い隙間」が街の中にたくさんあるからです。環境省の「ツキノワグマ出没対応マニュアル」でも、放置された果樹や管理されていない土地の危険性がはっきりと指摘されています。
想像してみてください。秋田や岩手の集落、あるいは少し郊外の住宅街にある、相続したきり誰も住んでいない実家のことを。
庭には、おじいさんが植えた立派な柿の木や栗の木がありませんか?以前は家族で収穫して楽しんでいたそれらの実は、今や誰にも顧みられず、地面に落ちて腐るのを待つだけになっています。しかし、クマにとってこれは「どうぞ食べてください」と言わんばかりの、栄養満点なご馳走なのです。
岡さんそっか。食べ物があって、静かに隠れられる場所があれば、クマはそこを拠点にしちゃうんだな。
なおみその通りです。一度「ここは楽に食べ物が手に入るし、安全だ」と覚えたクマは、何度も同じ場所を訪れるようになります。
さらに深刻なのが、生い茂った草木と空き家そのものです。手入れを放棄された庭の草は、大人の背丈ほどにもなり、クマが身を隠しながら移動するのに絶好の目隠しになります。そして、人の気配が全くない空き家の縁側の下や、壊れかけた倉庫。そこは、外敵(人間や他の個体)の目を避け、雨風をしのげる「最高の休憩所」になってしまうのです。
沿岸部から内陸部まで共通する「負動産」の問題
岩手県の事例を見ると、地域ごとに異なるリスクが浮かび上がってきます。
宮古市や釜石市などの沿岸部では、東日本大震災後の高台移転に伴い、旧市街地に多くの空き地や空き家が残されました。当初は再利用が期待されていましたが、時間が経つにつれ、そこはペンペン草の生い茂る荒野となり、野生動物が入り込みやすい「空白地帯」へと変貌してしまいました。
一方、紫波町や遠野市、北上市などの内陸部では、古くからの農家住宅が相続によって空き家になるケースが目立ちます。広い敷地に点在する納屋や、収穫されなくなった果樹園。これらが市街地と山を繋ぐ「中継地点」として機能してしまっているのです。
キクあらあら、うちの裏の納屋も、最近は全然開けていませんわ。
たけぞううむ。ワシが昔使っていた農機具もそのままじゃ。あそこならクマもゆっくり昼寝ができそうだな……。
「誰も住んでいない空き家だから、クマが出ても誰も困らないだろう」というのは、大きな間違いです。むしろ、そこが「拠点」になることで、周辺の動いている住宅や通学路の危険度が飛躍的に高まってしまうのです。秋田や岩手において、実家を放置することは、もはや個人の問題ではなく、地域の安全に対する「沈黙の脅威」になっていると言っても過言ではありません。
冬眠中の今こそ動く!来春に向けた「実家じまい」のステップ
・クマが眠っている冬こそ、人間が対策を打てる唯一の猶予期間
・「解体」か「売却」か、まずは方向性を決めることが大切
・専門家や自治体との連携サービスを活用して手間を減らす
なぜ「冬」に動くべきなのか
クマが活発に動き回っている秋に「庭の木を切りに行こう」と思っても、怖くて足がすくみますよね。実際、農作業中に襲われるケースが非常に多いのです。だからこそ、彼らが山で眠りについている「今」が、物理的に安全を確保できる最大のチャンスなのです。
また、雪深い東北では、冬の間に業者への相談や見積もりを進めておき、雪解けと同時に作業を開始するのが最も効率的です。春になってから慌てて業者を探しても、解体業者や剪定業者は予約でいっぱい。結局、また夏が来て草が生い茂り、秋にクマが降りてくる……という負のループから抜け出せなくなります。
STEP 1:解体費用の相場を正しく知る
もし、実家に誰も住む予定がなく、建物も老朽化しているなら、一番の解決策は「解体して更地にする」ことです。建物という隠れ家を無くし、見通しを良くするだけで、その土地の防犯・防災能力は劇的に向上します。
しかし、多くの人を足止めするのが「解体費用への不安」です。「100万円単位でお金が飛んでいくのでは?」「どこに頼めばぼったくられない?」そんな不安から、つい先送りにしてしまうのですね。
岡さんそうなんだよ、なおみさん。解体って、いくらかかるか見当もつかないから、怖くて電話もできないんだ。
なおみその気持ち、よくわかります。だからこそ、まずはオンラインの比較サービスを使って、「自分の家の場合はこれくらい」という目安を知ることから始めましょう。
例えば「タウンライフ空き家解決」のようなサービスを使えば、わざわざ現地で業者に立ち会わなくても、大まかな見積もりを複数社から取ることができます。数字という現実を直視することで、漠然とした不安が「具体的な計画」に変わります。

STEP 2:訳あり物件でも諦めずにプロに託す
「家の中にまだ荷物が詰まっている」「親戚との権利関係がややこしい」「建物がボロボロすぎて売れるわけがない」。そんな理由で実家を放置している方も多いでしょう。
実は、岩手県の自治体はこの問題に非常に危機感を持っており、民間企業との連携を強めています。宮古市や紫波町は、訳あり不動産の買取を専門とする「株式会社ネクスウィル(ワケガイ)」と連携協定を締結しました(各自治体の公式広報資料による)。
これは、地元の不動産屋さんが「扱いにくい」と断るような物件でも、専門のノウハウを持つ企業が入り、流通を促進させようという試みです。行政がパートナーに選ぶほどの企業ですから、個人で怪しい業者を探すよりもずっと安心感がありますよね。
たけぞうホッホッホ。ワシの残した負の遺産も、プロの手にかかれば少しはマシになるかな?
えいきち父さん、今は「ワケガイ」みたいな専門業者が、権利関係の整理まで相談に乗ってくれるんだよ。僕一人で悩むより、よっぽど解決が早いんだ。
「売れない」と思い込んでいるのは、実は所有者だけかもしれません。更地にしてクマ対策をするにせよ、そのまま売却するにせよ、プロの視点を入れることで、思わぬ解決策が見つかるものです。

固定資産税の「6倍」という誤解を解き明かす
・「更地にすると税金が6倍になる」は、必ずしも正しくない
・負担調整措置により、実際には4倍程度に収まるケースが多い
・放置して「特定空き家」になれば、どのみち増税のリスクがある
住宅用地特例と負担調整措置の仕組み
空き家の解体を躊躇する最大の理由として挙げられるのが、「更地にすると固定資産税が6倍になる」という説です。元公務員として、ここははっきりとお伝えしておかなければなりません。この「6倍」という数字は、実際は3〜4倍程度におさまることが多いです。
そもそも、家が建っている土地には「住宅用地の軽減特例」というものがあり、固定資産税の課税標準額が6分の1(200平方メートル以下の部分)に減額されています。家を壊すとこの特例がなくなるため、「6分の1だったものが元に戻る = 6倍になる」という計算が一人歩きしているのです。
しかし、日本の税制には「負担調整措置」という仕組みがあります。これは、税額が急激に跳ね上がらないように、緩やかに上昇させるための調整弁です。そのため、実際に更地にした後の納付書を見てみると、元の3倍から4倍程度に収まっていることがほとんどです。
岡さんえっ! 6倍じゃなくて4倍くらいで済むこともあるのか?
なおみはい。「6倍」という言葉のインパクトに怯えて、倒壊リスクや獣害リスクを放置し続ける方が、結果的な損失は大きくなる可能性が高いんです。
「管理不全空き家」への風当たりは強くなっている
さらに、法改正によって「空き家を放っておくメリット」は完全に消え去ろうとしています。
管理が不十分で、倒壊の危険があったり衛生上有害だったりする空き家は、自治体から「特定空き家」に指定されます。さらに最近では、その手前の段階である「管理不全空き家」というカテゴリーも新設されました。
これらに指定されると、たとえ家が建ったままであっても、先ほどの「住宅用地の軽減特例」が解除されてしまいます。つまり、「壊すと税金が上がるから置いておく」という作戦が、もはや通用しなくなっているのです。
キクあらあら、置いておいても税金が上がるなら、いっそ綺麗にしてしまった方が気持ちがいいですわね。
たけぞううむ。ワシも、自分の家が原因で近所の子供たちがクマに怯えるのは本意ではない。キク、えいきちに任せようじゃないか。
行政としても、クマの出没が深刻な地域において、管理不全な空き家への対策は「喫緊の課題」として位置づけています。今後、勧告や指導がさらに厳しくなることは容易に想像できます。税金の誤解を解き、今のうちに「身軽」になっておくことは、賢い資産防衛術とも言えるでしょう。
まとめ:冬の間に未来の安心を準備しよう
・クマの「隠れ家」を作らないことが、秋田・岩手を守ることに繋がる
・解体や売却の見積もりは、クマが寝ている冬の間に進めておく
・固定資産税の正体を知り、過度な不安を捨てて一歩踏み出す
・自治体と連携する専門業者の力を借りて、一気に問題を解決する
今日、12月24日。秋田や岩手の山々では、クマたちが深い眠りについているかもしれません。しかし、彼らは、春の訪れとともに空腹で目覚め、再びエサを求めて山を降りるでしょう。
来年の今頃、私たちはどんな気持ちでクリスマスを迎えているでしょうか。「今年もクマが怖かったね」と語り合うのか、それとも「実家を片付けたおかげで、少しは安心できたね」と微笑み合うのか。その分かれ道は、この冬のあなたの行動にかかっています。
岡さんなんだか、重い腰を上げる勇気が湧いてきたよ。さっそく親戚に電話して、実家の今後について話し合ってみるよ。
なおみ素晴らしい決断ですね、岡さん。その一歩が、きっと来年の安心に繋がります。
空き家を整理することは、単なる不動産の片付けではありません。それは、自分のルーツである故郷への恩返しであり、そこに住み続ける隣人たちへの思いやりでもあります。
たけぞうホッホッホ。冬の間にしっかり備えて、春にはみんなで中津川の桜でも見れるようにせんとな。キク、あの世から見守っとるぞ〜。君といつまでも。
キクあれっ、今、たけぞうさんの声が聞こえたような・・・?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、相続や固定資産税の手続きに関する負担を和らげる一助となれば幸甚です。
あなたの心が穏やかで、安らぎに包まれる時間を過ごされますように、心よりお祈り申し上げます。よろしければエンディングソングもお聴きください。

歌唱は風芦梨(フロリ)さんです。YouTubeチャンネルFloriPanda’s Songで懐かしい楽曲のカバーを公開中。2015年4月から2021年8月まで活動を休止していましたが、現在は再び素敵な歌声でファンを楽しませています。代表曲に「泣かないで 舘ひろし ’84 Cover」や「Cover By Flori 鎌倉物語 ~1985~」が挙げられます。
フロリさんは、特に40代以上の世代から熱い支持を集めています。この世代は親の相続に直面する時期にある方もおり、ブログの読者層と重なりやすいため、エンディングで使わせていただきました。司法書士の方も40代、50代が多いですね。よろしければ仕事の合間にぜひお聴きください。
パジャ丸それでは、これからも相続と固定資産税について、記事を書いていきますので、よろしくお願いします。パジャ丸でした。
(書籍)固定資産税実務提要
(書籍)令和6年度版 要説固定資産税 固定資産税務研究会 編
公的機関・行政資料
秋田県公式サイト「ツキノワグマ情報(被害統計・クマダス)」
岩手県自然保護課「野生動物の出没状況・注意喚起」
環境省「ツキノワグマ出没対応マニュアル」
総務省「固定資産税の概要・住宅用地特例について」
宮古市公式サイト「空き家流通促進に関する連携協定」
紫波町公式サイト「空き家対策・民間企業との連携について」
報道機関
NHK秋田・盛岡放送局「2025年クマ出没関連ニュース」
秋田魁新報「人身被害と対策に関する報道」
岩手日報「市街地でのクマ目撃事例と自治体の対応」
自サイト・関連コンテンツ
タウンライフって評判どう?空き家診断サービス体験記
訳あり不動産に終止符を!ワケガイの活用法
YouTube:パジャ丸の相続ガイド
空き家のクマ対策 Q&A
- なぜ2025年は東北でクマ被害がこれほど深刻だったのですか?
-
2025年はブナの実の凶作などが重なり、秋田県・岩手県を中心にクマが山から市街地へ降りてくるケースが急増しました。住宅街や学校、駅前、公園など人の生活圏での目撃・人身被害が相次ぎ、これまでの常識が通用しない異常事態となったためです。
- 冬になった今はもうクマ対策をしなくても大丈夫ですか?
-
いいえ、むしろ冬こそが来春に向けた「対策の黄金時間」です。クマが冬眠している今なら比較的安全に作業ができ、解体や売却、庭木の整理などを計画的に進められます。
- なぜ空き家がクマを呼び寄せてしまうのですか?
-
管理されていない空き家には、放置された柿や栗などの果樹、草木が生い茂った庭、人の気配がない建物があります。これらはクマにとって「食事ができて安全に休める最高の環境」となり、一度覚えられると拠点化してしまう危険があります。
- 「誰も住んでいない実家だから放置しても問題ない」は本当ですか?
-
それは大きな誤解です。空き家がクマの隠れ家になると、周囲の住宅や通学路の危険度が一気に高まります。放置された実家は、個人の問題ではなく地域全体の安全を脅かす存在になってしまいます。
- 空き家は「解体」と「売却」、どちらを選ぶべきですか?
-
誰も住む予定がなく老朽化している場合は、解体して更地にすることでクマの隠れ家をなくせます。一方、権利関係が複雑だったり建物が古かったりする場合でも、訳あり物件を専門に扱う業者に売却できる可能性があります。まずは方向性を決め、専門家に相談することが重要です。
- 空き家を解体すると固定資産税は本当に6倍になるのですか?
-
必ずしも6倍になるわけではありません。負担調整措置により、実際には3〜4倍程度に収まるケースが多いです。また、放置して「管理不全空き家」や「特定空き家」に指定されると、解体しなくても軽減特例が外れ、税負担が増える可能性があります。
- 今すぐできる空き家・実家対策は何ですか?
-
まずは冬の間に、解体費用や売却価格の目安を知ることです。オンラインの一括見積もりサービスや、自治体と連携している専門業者を活用すれば、手間や不安を減らせます。小さな一歩が、来年の安心につながります。
